土曜日だし、『ウィークエンド・シャッフル』のことなど。

 ふたつ前の記事で、『楳図かずおの 今からでも描ける! 4コマ漫画入門』をオススメした際に、「お宅拝見と漫画入門が合体したおトクな番組」と書きましたが、この番組、回を追うごとに「お宅拝見」の要素が薄くなってきました。1回目の放送では、楳図邸の色んな部屋(すべて派手)を見ることが出来たのに、2回目以降は、邸内で最も地味(と思われる)アトリエ風の部屋しか映らない‥‥。ちょっと見込み違いだったようです。すいません。
 ただ、「漫画入門」の要素はしっかりあるので、4コマ漫画に興味のある方や楳図漫画が好きな方なら、観て損は無いと思いますよ。

 さてご覧の通り、最近はテンプレートを変えたり、さらにそれを少々カスタマイズしたりして、ブログの外観をいじっていました。また、検索でかなり前の記事に来てくださる方もいるので、過去記事で改行の少ないものは改行を増やしたりと、全体的に読みやすさを意識して、微妙にいじる作業を続けています。
 
 そうそう検索といえば、最近『伊賀野カバ丸』に関するキーワードでこのブログに来る方がチラホラいるのですが、これってやはり、先週の『ウィークエンド・シャッフル』の影響なのでしょうか? サタデーナイトLaboのJAC特集、面白かったですよね。って、聴いてない方には何のことやら分からんですよね。『ウィークエンド・シャッフル』、詳しくはこちらをどうぞ→http://www.tbsradio.jp/utamaru/index.html  
 私はリアルタイムではあまり聴けないので、よくポッドキャストで聴いてます。パーソナリティの宇多丸氏については、今までにもこのブログでチラチラと触れてきましたが、ここで本格的にオススメ! 以前、ラジオでの伊集院光氏の喋りについて絶賛記事を書いた私ですが、最近は宇多丸氏の喋りにも惹かれています。彼の場合、映画に詳しいことも魅力のひとつ。
 「聴いたことない」という方は、とりあえず『シネマハスラー』というコーナーだけでも聴いてみてください。「喋る映画評」として、相当いいところまで行ってると思いますよ→http://www.tbsradio.jp/utamaru/cinema/index.html

 で、映画といえば。最近観た映画では『脳内ニューヨーク』がけっこう印象に残っているので、近日中に書けたら書きます。

※追記(2010年・夏)‥‥しかしその後、私は『ウィークエンド・シャッフル』関係者に対して、少々「なんだかな~」という思いを抱くようになりました。詳しくは、こちらをどうぞ

“そんな人並みな時もあった”

 本当はもっと早く書くつもりだったのに、遅くなってしまいました。今頃になって書きます。先月亡くなった加藤和彦を追悼する意味で、彼の作品について。

 私は加藤氏のファンというわけではないのですが、彼の何枚かのソロ・アルバム、なかでも『あの頃、マリー・ローランサン』(1983)にはけっこう愛着があります。このアルバムが発表された時、レコードを買いはしなかったものの、FMで全曲をテープに録音し、しばらくのあいだ繰り返し聴いていたので。
 さらに、そうやって10代の一時期に聴き込んだせいか、成人後も普段の生活の中で、たまにこのアルバムの曲が頭の中で鳴ることがあり、90年代に入ってCD化された際には、買って改めて聴きました。そして最近では、やはり加藤氏死去のニュースが流れた日に、久しぶりに引っ張り出して聴いたわけです。

 とにかく作曲・歌の加藤氏はじめ、作詞の安井かずみ、編曲の清水信之・坂本龍一、演奏の高中正義・高橋幸宏・矢野顕子など、豪華メンバーが丁寧に作り上げた、精緻な工芸品のようなアルバム。(参考までに‥‥ここで全ての曲をほんのちょっとずつ試聴できますよ→http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=SRCL000001843#
 私は基本的に映画でも音楽でも、こういう端正で洒落た感じの作品はやや苦手なのですが、そんな私でも、惹かれるものがあります。

 で、今回の記事タイトル“そんな人並みな時もあった”は、このアルバムに収録されている『優しい夜の過し方』という曲の、歌詞の一節です。この歌詞は、恋人に去られた男性がアパートで独りの夜を過ごす様子を綴ったもの。そして“人並みな時”とは、恋人と一緒に過ごしていた時期のことかもしれないし、あるいは、全てにおいてあまり冴えない人生を送っているらしい彼にとって珍しく華やかだった時期、なのかもしれません。
 ちなみに、このアルバムを発表した頃の加藤和彦と安井かずみは、ともに人並みより遥か上の成功を手にした華やかな夫婦であり、彼らの優雅な生活ぶりは、一般人の羨望の対象としてマスコミに取り上げられたりしていました。
 そんな彼らが「あまり冴えない人」の曲を作ってイヤミにならない、それどころか非常にいい曲になっている、これはなかなか面白いことやなあ‥‥と、当時の私は思いました。その後、安井氏が若くして病気で亡くなり、さらに時を経て加藤氏が自ら命を絶ち、今では別の感慨も持つようになったのですが、それでも敢えて、「面白い」とだけ記しておきます。

 ところで最近、アニメ『超時空要塞マクロス』がパチンコになり、そのCMで、昔の劇場版(1984)の主題歌『愛・おぼえていますか』が流れていました。あの、飯島真理が高~い声で歌っていた曲(http://www.youtube.com/watch?v=Un6FAI098II)。耳にした瞬間、懐かしさとともに「ああ、これも加藤・安井コンビの曲だったよな」と思い、編曲者が誰だったかは憶えてないので調べてみたところ、清水信之でした。なるほど。
 そして今回初めて知ったのですが、この曲、色んな人がカバーして、ず~っと歌い継がれているんですね。編曲も多彩。いろいろ聴いてみて、個人的には、菅野よう子が編曲したこのバージョンが気に入りました→http://www.youtube.com/watch?v=HI1rYI1Cf5Y
 実は、25年前に元のバージョンを聴いたとき、詞もメロディも編曲も、ちょっとシンプルすぎるように感じました。しかし適度にシンプルだからこそ、時代が変わっても、こうして他の人が独自の解釈で再構成できるのでしょうね。

グワシとハヒ~

 何だかんだでしばらく更新できませんでしたが、そろそろ復活したいと思います。とりあえずはオススメしたいTV番組や特集上映について、ちょっとだけ。


●『楳図かずおの 今からでも描ける! 4コマ漫画入門』 
(NHK教育 毎週木曜日 午後10:00~10:25 再放送は翌週木曜日の昼0:00~0:25)
公式サイト→http://www.nhk.or.jp/syumiyuuyuu/manga.html
 
 教育テレビ『趣味悠々』の枠内で先週から始まった、全8回のシリーズ番組。タイトルどおり、楳図かずおが講師として4コマ漫画の描き方を教えてくれるのですが、第1回目を見てちょっとビックリ。スタジオじゃなくて、なんと例の吉祥寺の豪邸(まことちゃんハウス)で収録されている!
 ハウス内の造りやインテリアは、予想どおり凄かった‥‥楳図先生の脳内にある「理想のお屋敷」像をそのまま実体化させたんでしょうねえ。もちろん先生自身も、相変わらず過剰にお元気で凄いです。予告映像を見た限りでは、次回(今週放送)もまた邸内で収録した模様。「お宅拝見」と「漫画入門」が合体したおトクな番組として、オススメしときます。
※関連情報‥‥今月下旬に、楳図先生のドキュメンタリー映画が公開されるそうです。詳細はこちら→http://gwashi.com/

※追記‥‥番組の2回目以降、「お宅拝見」の要素が薄くなってしまいました。詳しくはこちらをどうぞ


●『山城新伍とその時代』
(シネマヴェーラ渋谷 11月21日~12月11日)  
公式サイト→http://www.cinemavera.com/schedule.html
 
 8月に亡くなった山城新伍を追悼する特集上映。二枚目時代の作品からエロギャグオヤジ時代(?)の作品まで、あるいは『白馬童子』や『明治侠客伝』から『不良番長』や『温泉スッポン芸者』まで、全部で18本。『怪猫トルコ風呂』など、タイトルに「トルコ」という言葉の入った作品が3本もあるのが、いかにも山城さんっぽいです。
 トークショーには、名和宏・梅宮辰夫・鈴木則文・内藤誠・杉作J太郎と、ある種の映画ファンにとってはたまらなく豪華な面々が登場(http://www.cinemavera.com/info.html?mode=detail&no=113)。私は残念ながらトークのある日は行けそうにないので、他の日に行って、観た作品について書くつもりです。
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サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
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