大蔵さん、この夏は色々やるんやね。

 諸事情により、しばらく更新できませんでした。その間、少しは映画も観たんですが、記事にする時間や気力が足りず。
 さて今回はまた、ピンク映画の話ですよー。続いてますね。まあ、たまたま新情報をいくつか見つけたということもあるんですが、それだけでなく。前の記事に書いたように、最近はけっこうマニアックな媒体でもピンク映画をガン無視する傾向があるので、せめてこういう個人ブログでは、なるべく情報その他を発信していきたい! ということです。

 まずは、目黒シネマで7月17日(土)~23日(金)に行われる、ピンク映画のレイト上映『壺とシャボン玉』について(公式ブログはhttp://tsubosyabon.blog106.fc2.com/)。
 目黒シネマといえば、普段は一般映画の新作を少し遅れて上映しているいわゆる二番館なので、ピンク上映を意外に思う方もいるかもしれませんが。実はここ、(ピンク映画の配給などを行っている)大蔵映画が経営している劇場なんですよ。だから、ある意味、非常に筋の通った試みとも言えるわけです。

 上映作品は2本。
●『ある秘かなる壷たち』(成人館での公開タイトルは『性戯の達人 女体壷さぐり』)‥‥『愛のむきだし』などで有名な園子温監督の、10年前の作品。
●『うたかたの日々』(成人館での公開タイトルは『壷姫ソープ ぬる肌で裏責め』)‥‥昨年のピンク大賞ベストテンで1位を獲得した作品。監督は加藤義一。

 私は『ある秘かなる~』は未見なのでコメントできないんですが、『うたかたの~』は既に観てまして。オススメです。
 この作品、ジャンルとしては青春恋愛モノ。そして基本的な設定やストーリーは、シンプルかつオーソドックス。こういう企画って、作り手の実力が試されると思うんですよ。たぶん、少しでも未熟な人たちが作ると、ものすごく平凡で退屈な映画になってしまう。逆に、技術やセンスのある人たちが作ると、味わい深い映画になる。『うたかた~』は後者です。
 
 ちなみにこの映画の脚本は、現在ポレポレで特集上映されている城定秀夫監督が書いたもの。城定監督のOVなどを観て興味を持った方は、この映画も観てみるといいんじゃないでしょうか。
 あと余談ですが、城定氏のブログによると、彼と加藤義一監督はたいへん仲がいいそうで、一緒にホモ映画館に行ってどっちが多く触られるか競争したりするんだとか。ははは。

 さて次に、上野オークラの閉館&新館オープン。これについては、上野オークラに(今のところ)1度しか足を踏み入れていない私の言葉よりも、日々その場で働いてらっしゃるスタッフさんの言葉を読んでいただきたいので、こちらをどうぞ→http://uenookura.blog108.fc2.com/blog-entry-291.html
 
 そしてこの閉館&新館オープンに伴い、いろいろなイベントが予定されているようです。これらについても、公式ブログで少しずつ発表されていますので、ぜひ読んでみてください(トップページはこちら→http://uenookura.blog108.fc2.com/)。
 で、ひとつだけ、私から情報提供しておきますと。旧館のクロージング・イベントで、小川欽也監督(「欣也」表記の場合もアリ)のトークショーが予定されているようですが、この小川監督のトークがいかにスゴいかということについて、以前ちょっと書いたことがあるので、そこにリンクを張っておきます→http://kobiri.blog108.fc2.com/blog-entry-65.html(2年ほど前に上野オークラのイベントに参加した時の記事)

 なお、リンク先の私の記事(とその続き)に、上野オークラの客層がオッチャンばっかりだとか、そのオッチャンたちのマナーがどうもねえ‥みたいなことを書いていますが、最近は若い女性のお客さんなどもいらっしゃるようだし、8月に新館に移れば雰囲気も変わって、全体的なマナーも向上するんじゃないかと‥‥期待しております!

小細工は見事にダダスベリ。

 しばらくの間、私的な報告記事が続いていました。久しぶりに、映画に関することを書きます。このブログではおなじみの、ピンク映画にまつわる話。

 かつては『トゥナイト2』など、地上波のテレビ番組でも時々ピンク映画の特集が組まれ、関係者のインタビューや上映イベントの様子などが、深夜のテレビで流れたりしていたわけですが。最近そういう、「ある程度メジャーな媒体がピンク映画を大きく取り上げる」という状況が、ほぼ完全に無くなりましたねえ。つまり、一般の(マニアやファンではない)人々がピンクに興味を持つキッカケが激減した、ということ。
 そんな中、私はいつの頃からか、ある地上波のラジオ番組に「ピンクを取り上げてくれないかな~」と淡い期待を抱くようになりました。その番組とは、これまでにも何度か言及した『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(略称『タマフル』)。

 私がなぜタマフルに勝手に期待したかというと、パーソナリティの宇多丸氏が映画好きで映画評コーナー(『ザ・シネマハスラー』)があるから、というだけでなく、実は『サタデーナイト・ラボ』というコーナーの存在も大きいわけで。
 この『サタデーナイト・ラボ』は、さまざまなジャンルを独特の切り口で深く掘り下げるコーナーで、例えば映画に関しては、日本に数人しかいないというスクリプト・ドクター(脚本直しの専門家)の方にロング・インタビューするなど、映画雑誌でもあまりやらないマニアックかつ面白い企画が多いのです。雰囲気的には、ピンクの関係者を集めて座談会とかやっても違和感なさそうなコーナー(だと私は思う)。

 さらに言えば、宇多丸氏は『SR サイタマノラッパー』(これはもちろん一般映画)に惚れ込み、タマフル主催のイベントで2度も上映するという流れの中で、同作品の宣伝に関わっていた直井卓俊氏と面識があるらしく。つまり、ご本人(宇多丸氏)は無自覚なのかもしれませんが、彼は既にピンク業界とつながって(?)いるわけで。
 言うまでもなく、直井氏は随分前からピンクのソフト化や一般館での上映に精力的に取り組んでいる方で、『R18 LOVE CINEMA SHOWCASE』の仕掛け人。あ~~宇多丸氏やスタッフ諸氏に自覚&意欲があれば、直井氏と連携して、いい感じでピンクを取り上げることができるのに~~。

 という思いを胸に、3月17日、私はこの記事(http://kobiri.blog108.fc2.com/blog-entry-154.html)を書きました。はい、この記事の後半部分ですね。グジャグジャいろいろ書いてますが、要するに「タマフルの皆さん、少しでいいからピンクに興味を持って~」ということ。
 そして同じ日、私は番組宛てにメールを出しました。ちょうどそのころ番組内で、『ハスラー本・公開間違い探し! a.k.a.リスナー校正祭り!』という企画があり、「リスナーが間違いを指摘すれば、増刷の際に反映される(かもしれない)」ということだったので、「あの~上野オークラ劇場のことは“ポルノ映画館”じゃなくて“ピンク映画館”って書いた方がいいと思うんですけど~」みたいなメールを出したわけです。
 
 あ、もちろん実際にはもっとちゃんとした文体で、上野オークラ(株)大蔵映画について客観的な説明をしたうえで、両者の公式サイトにリンクを張り、さらに私の意図を示すため、先述の記事にもリンクを張り。そして記事中のピンク関連情報を、アップ後にも更新し。
 もうお分かりいただけると思いますが、間違いの指摘云々よりも、とにかく「これがキッカケでピンクに興味を持ってもらえれば、面白いことが起きるかも!」という気持ちが肥大していたんです。

 で、まあ、どうなったかというと。その後は色々と忙しかったため結果を確認するのを忘れていて、先日やっと書店で増刷分のハスラー本をチェックしてみたところ。
 4月1日付で2刷、5月1日付で3刷、と順調に増刷されていて、そして例の箇所には‥‥相変わらず「ポルノ映画館」と書いてありました。はあ。
 最近のタマフルをポッドキャストで聴いていても、私が期待したような変化は全く起きる気配が無いし、要するにダダスベリ。ちょっと残念。ウタさんがピンクについて語る日は、永遠に来ないのかなあ。もったいない。

≪追記(2014年)≫
(この記事のことを、急にふと思いだしたので書いておきます。)
当時は、ピンク映画を宣伝したい気持ちが強かったんですよ‥‥。今は、これほどの意欲はありません。かなり諦めてしまいました‥‥。
プロフィール

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。

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