被災地にラジオを届けるキャンペーン

 これまでにも時々書いてきたように、私はラジオが好きで、普段からよく聞いています。特にTBS。そのTBSラジオが今、「被災地にあなたのラジオを」というキャンペーンを行っています。
 ご存知のように、電池式ラジオは非常時の情報源として最適な物。しかし現在、東日本大震災の被災地では、ラジオが不足しているとのこと。そこでTBSラジオが、リスナーの家で眠っている(使わなくなった)ラジオを集めて、被災地に届けているわけです。
 長年TBSラジオに親しんでいる私としては、こういうキャンペーンにはぜひ参加したいところなのですが、残念ながら、家に冬眠中のラジオがありません。
 
 だから(というわけでもないのですが)、ご家庭に使わなくなった小型ラジオかポータブルラジオがあり、赤坂サカスまで持って行ける方! ぜひこのキャンペーンにご参加ください。期間は3月27日までですが、延長の可能性もあるそうです。
 詳しくは、こちらをどうぞ→http://www.tbsradio.jp/tbsradio/2011/03/post-3.html

◆◆◆追記(3月31日)◆◆◆ 
 キャンペーンは27日で終了したそうです。こちらに、画像つきの報告記事がアップされています→http://www.tbsradio.jp/tbsradio/2011/03/post-6.html

避難所名簿共有サービスなど

 現在、震災関連の情報をブログ検索で探している方もいらっしゃるかもしれないので、私がラジオで知った情報のうち、「これは」と思ったものをアップしておきます。

●Googleによる、安否確認用の避難所名簿共有サービス
 「被災地に親族や友人がいるが、連絡が取れなくて安否が分からない‥‥」という方、こちらで調べてみてはいかがでしょうか。避難所に貼り出されている名簿を撮影した画像が、たくさん掲載されています→http://picasaweb.google.com/tohoku.anpi

 なお、名簿画像を掲載する方法については、こちらに詳しく書いてあります→http://mainichi.jp/select/biz/bizbuz/news/20110315dog00m020024000c.html

◆◆◆追記(3月21日)◆◆◆
 Googleはその後、Person Finder(消息情報)など、震災に関する情報サービスをさらに増やしています。詳しくは、こちらをどうぞ→http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

『恋味うどん エピソード0』

(成人映画館での公開タイトル:『桃肌女将のねばり味』)
2007年 日本 監督:竹洞哲也 脚本:当方ボーカル(小松公典) 出演:沢井真帆、松浦祐也、吉岡睦雄、倖田李梨、青山えりな、岡田智宏、なかみつせいじ

 2日前、上野オークラ劇場にて鑑賞。
 この作品、いちおう楽しく観たものの、細部に矛盾が多く、それらがどうしても気になりました。しかも、「ただの矛盾ではなく実は大きな意味がある」と受け取ることも可能なので、最終的にはその方向で考えて、自分なりの大胆な(?)解釈に行き着きました。
 といっても、べつに難しい映画ではないんですヨ。私が細部にこだわりすぎているだけです、多分。まあ、このブログをずっと読んでくださっている方ならお分かりのとおり、私は映画を観て違和感を持った場合、小姑の小言のように細かいことをネチネチあげつらう癖があり、今回もズバリそれなんですね。

 さてこの映画、原題からも分かるように、『恋味うどん』(2006)の過去パートというか。主人公・一義の、青年時代をメインにした作品です。

※以下の文章では、作品の終盤に触れています。

 若き日の一義(松浦祐也)は、うどん職人としての修行のため全国を放浪していた。ある村で、理想のうどんに出会った彼。さっそく、そのうどんを作った信介(吉岡睦雄)に弟子入りする。
 信介は、若女将の秀子(沢井真帆)が切り盛りする、民宿兼うどん屋の料理人。信介と秀子は思春期の頃から仲が良く、かつては村の誰もが、2人は結婚すると思っていた。だが秀子の父の死がキッカケで、2人の仲はギクシャクしはじめ、その状態が今も続いていた。
 事情を知った一義は、彼らのために一肌脱ぎ、ついに信介と秀子は、互いの気持ちを確かめるように肌を重ねるのだった。

 とまあ、以上のような内容が、この映画のメイン部分。現在の一義(なかみつせいじ)が、娘の幸(青山えりな)に若き日の思い出を語って聞かせる‥という形で描かれます。つまりこのメイン部分は、「一義が語った思い出話を映像化したもの」というわけ。
 しかしですね‥‥そのわりには、「一義がその場に居合わせてないシーン」が、けっこうあるんですよ。

 例えば、信介と秀子が厨房で2人きりになり、気まずさに耐えられなくなった信介が、そそくさと買い出しに行くシーン。あるいは、自室でひとりで寝ている秀子が、しだいに自慰行為に耽っていくシーン。さらにクライマックスの、一義が去った後の民宿で信介と秀子がセックスするシーン、などなど。
 つまり、「一義が実際に見ていない(はずの)出来事」が、次々に描かれるわけです。
 
 といっても、これらを理詰めで説明するのは可能。例えばそういうシーンについて、「一義の妄想だ」とか「一義があとで秀子たちから聞いた話だ」とか、いくつかの理由は成り立ちます。 
 だから、少しでいいから、幸が一義にツッコむ描写を入れてほしかったですね。「お父さん、その場にいなかったのに、なんで分かるの?」てな感じで。それに対して一義が、「デへへ~、実はここは俺の妄想なんだよ」とか何とか答える。そうすれば、とりあえず辻褄は合います。

 でも、こうして考えているうちに‥‥私、作品全体に対するやや大胆な解釈を思いつきました。それは、一義のこの思い出話はほとんどがホラ話である、という解釈。
 
 そもそも。作品の序盤で、現在の一義のところに、信介と秀子から「自分たちの子供が結婚することになった」という手紙が届くので、信介と秀子が若いうちに結婚したのは(おそらく)本当なわけですが、極端な話、それ以外は本当かどうか分からないわけで。
 例えば、実は2人にはギクシャクしていた時期などなく、ずっと仲が良くてそのまま結婚しただけなのに、一義が自分のおかげで結婚できたように話を作っている‥‥とか。まあ他にもいろんなパターンが考えられますが、とにかく、かなりの部分がホラである可能性はわりと高い。

 というのも、一義の思い出話には、先に述べたような矛盾点だけでなく、別の意味での矛盾点もあって、なんか全体的に嘘っぽいんですよ。
 その「別の意味での矛盾点」とは、一義と秀子が風呂場で関係を持ってしまうシーン。このとき秀子はかなり積極的で、つまり彼女の方から誘ったと。これ、ちょっと理解しづらい。
 や、秀子が信介のことで悩んでヤケになったとか、信介に対するあてつけでやったとか、いろんな見方は出来ますよ。しかしそれにしても、途中までならともかく最後までやってしまうというのは、どうにも不可解。つまりこのシーンも、一義の妄想(ホラ話)に見えなくもない。

 さらに、(現在の一義を演じる)なかみつせいじ氏の演技も、「一義=ホラ吹き」な感じを強めているというか。不思議なことに、なかみつ氏、前作(『恋味うどん』)と同じ役なのに、なぜか演じ方が違うんですよ。前作では、常に真面目で頑固一徹な雰囲気を醸し出していたのに、今回は、妙に軽くてお茶目。
 つまり前作での一義のキャラなら、ホラ話など一切しない感じなのですが、今回のキャラだと、いくらでもしそうな感じ。それゆえ(今回の)幸は、父の思い出話のほとんどがホラだと思っていて、だからこそツッコミ入れずに笑顔で聞いてあげている、と。

 あ~、こういう風に解釈すると、かなり別の映画になるなあ。でも私としては、これはこれで、けっこうイイ話だと思うんですけど。
 ただまあ、作り手の方たちからは、「へんな解釈するな!」と怒られるかもしれませんね。

夢音色だそうです!

 上野オークラは通常、「新作1本+旧作2本」という構成で3本立て上映を行っていますが、明日(3月4日)からの1週間は、旧作3本立てで、そのすべてが竹洞哲也監督の作品。要するに、竹洞組の特集上映ですね。題して、「竹洞組の夢音色 -Hello! Teamwork!!-」
 上映作品は、『恋味うどん(悩殺若女将 色っぽい腰つき)』、『恋味うどん エピソード0(桃肌女将のねばり味)』、『T.O!(妹のつぼみ いたずら妄想)』。土曜日(5日)には、監督や俳優さんたちによる舞台挨拶もあります。さらに、特製グッズが当たる「たけほらくじ」も! 詳しくは、久々に更新された竹洞組ブログの、こちらの記事をどうぞ→http://r-18.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/-helloteamwork-.html

 今まで何度も書いてきたように、私は竹洞監督も、小松公典氏(竹洞組全作品の脚本家)も、非常に実力のある方だと思っています。数年前に、このコンビの作品を2本(これこれ)観た時点でそう確信し、さらに彼らの色んな作品を観た今も、その思いは変わりません。
 また竹洞組の作品は、エロ以外の要素も豊富なので、ピンク初心者の方でも観やすいはず。つまり今回の特集上映、いろんな方にオススメです。
 ちなみにピンク初心者の方が行く場合は、舞台挨拶のある日がいいと思いますよ。上野オークラも普段は残念ながら、あまりちゃんと映画を観てないお客(上映中に歩き回ったりする)がわりといるのですが、舞台挨拶の日はピンク映画ファンが詰めかけて、「ちゃんと観るお客」が増え、劇場内の雰囲気が良くなりますから。

 さて今回上映される3本のうち、私は『恋味うどん』だけは既に観ています。この作品、ジャンルで言えば「人情喜劇」になるのかな。ピンク映画であり、人情喜劇であり、そして主演の吉沢明歩の可愛さを堪能できるので、アイドル映画でもあります。
 ピンクファンの間で評価も人気も高く、公開された年のベストワンに選ばれていることだし、未見の方はぜひご覧になってみてください。

 ただ私にとっては、この映画、いまひとつ‥‥。たしかに、さまざまな要素をきちんと満たした作品だとは思うのですが、細部にいくつか疑問を感じるんですよ。観た当時も、批判的な記事をアップしました(これです)。
 なんだか、水をさすようなことを書いてしまいましたね。しかし、こういう事実を伏せてオススメの言葉だけを綴るのは、かえって失礼な気がするので、あえて書きました。
 それに「いまひとつ」というのは、あくまでも私の評価です。絶賛している方も大勢いるわけだし、人によって意見はバラバラ。決めるのは、あなたです!

 というわけで、批判記事を書くこともあるものの、それでも私は竹洞監督と小松氏を支持しています。というか、支持しているからこそ、疑問を感じたら細かいことでもハッキリ指摘したくなるのでは? 少なくとも私の場合は、そうです。
 とにかく今回の上映、私も必ず行きますよ。未見の2作品を観るのが楽しみです。
プロフィール

サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
twitter.com/saiboku_ya

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