『出逢いが足りない私たち』

2013年 監督・脚本:友松直之 原作:内田春菊 出演:嘉門洋子、藤田浩、佐倉萌、津田篤、阿部隼人、倉田英明、上田竜也、沖直未
◆9月14日~9月20日、池袋シネマ・ロサにてレイトショー
公式サイト→http://deaiga-tarinai.com/#id1

 今回はいつもの作品感想記事とは、ちょっと違いまして。友松監督から宣伝用レビューの依頼があり、サンプルDVDを観て書いてます。
 ただ宣伝用レビューといっても、監督からの「褒めて書け!」的な命令・指示などは一切ないので、シンプルに、観て思ったことだけを記しておきます。

 まずこの映画、公式サイトなどに「エロティックサイコサスペンス」とありますが、本当にそういう作品です。看板に偽りなし。「エロティック」と「サイコ」と「サスペンス」、全ての要素がしっかり入っています。
 
 特にエロティック要素は、かなり濃厚。
 一般映画で、ある程度名の知れた女優が主演の場合、「エロティックなんちゃら」と宣伝していても実際はそれほどエロくない‥‥というパターンが多いけど、この映画は違います。濡れ場の量も質も、ピンク映画とほぼ同じくらい。

 ちなみにピンクの場合、濡れ場を演じる女優は1作品につき3人くらいですが、この映画では、主演の嘉門洋子さんが、何度もある濡れ場のすべてを演じています。
 「それだと観ていて飽きるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、心配ご無用。なぜなら嘉門さんは1人2役で、「ヨシミ」と「陽子」という、イメージの異なる2人の女性に扮しているから(両方の役に濡れ場あり)。

 このヨシミと陽子は共通点もあるものの、職業や立場がかなり違います(売れないイラストレーターと、多少は売れてる芸能人)。さらに濡れ場のシチュエーションも違う。
 そして嘉門さんは2役をちゃんと演じ分けているし、ヘアメイクで外見の雰囲気もガラリと変えていて。そうそうヘアメイクといえば、この2役に関して、顔のメイクだけでなく、ボディのメイクや照明も変えているように見えます。ヨシミよりも陽子のヌードの方が、色白で肌に艶があるような‥‥。

 さて「エロティック」の話はこれくらいにして、次は「サイコ」と「サスペンス」を。それにはストーリーを説明しなければいけませんね。
 ヨシミはツイッターやフェイスブックにハマっていて、ほとんど依存症と言ってもいいくらい。ある日、自分のアカウントが誰かに乗っ取られていることに気づく。誰かが自分になりすまして、ネットで男を引っかけてヤリまくっているらしい。犯人を突き止めるヨシミ。しかし‥‥。

 この「しかし‥‥」のあとが問題で、詳細は伏せますが、なんというか、現実と幻想が入り混じった、不思議な世界に突入していきます。
 観ていてチラッと思い浮かべたのが、(最近ではなく昔の)クローネンバーグの諸作品。特定のメディアやメカニックなものにハマっているうちに、奇妙でダークな世界に入ってしまい‥‥というあの感じが、ちょっと似てるかな、と。

 そういうわけで、エロありサイコありサスペンスあり。上映時間71分。レイトショーだけど短いから、帰りは遅くなりません! って結局、いかにも宣伝っぽいこと書いてるよ~。
プロフィール

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。

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