「恋する女優 芦川いづみ」

        いづみR


去年の夏、神保町シアターでの特集上映「恋する女優 芦川いづみ アンコール&リクエスト」で、『男と男の生きる街』(1961)を観て、この芦川さんのイラストに取りかかったのですが、どうもうまくいかず、いったん中止。

その後、ときどき取り出して少しずつ描き直していたら、最初よりは良くなってきたので、ブログに載せようと思ったものの、載せるきっかけがなく。

そんな時、同シアターが開館10周年(おめでとうございます!)の節目に、これまでの特集の人気投票として「総選挙」を行うことに。
芦川さんの特集は以前から人気があって、「恋する女優 芦川いづみ」シリーズは既に第3弾まで開催されているので、そのうちのどれかがきっと上位に来るだろう、そしたらお祝いでイラスト載せよう…と思っていたら、本当に、シリーズ第1弾(2015年8~9月)が見事2位になりました。

(ちなみに『男と男の生きる街』は、その第1弾では上映されてないし、来月から開催される総選挙特集でも上映されません、あしからず…。)

さて芦川さんといえば、比較的初期の作品、例えば『風船』『洲崎パラダイス 赤信号』『誘惑』などの頃は、実年齢がまだ20歳くらい、しかも「前髪がとても短く、横と後ろは長い」という髪型だったため、かなり少女っぽく可憐な印象でした。

しかし『男と男の生きる街』では、先述の作品群から5年くらい経っていて、ご本人も役柄も、しっとり落ち着いた大人の女性に。
髪型も、以前とは正反対(前髪がやや長めで横と後ろはとても短い)なので、かなり印象が違います。
ただ、それでもやっぱり本質的な可憐さは、変わらない。

大人っぽさと可憐さ、2つの魅力が共存している感じを、イラストで少しでも表現したかったのですが、できたかどうか。

ところでこの『男と男の生きる街』、石原裕次郎演じる熱血記者が謎の殺人事件を追う…というスター映画で、全編にわたって関西のいろんな場所でロケされているんですが。
京都のお寺で撮影されたと思しきシーンで、極端な引きの画になるカットがあって。
裕次郎氏や芦川さんなど、メインのスターさんたちが、すごく小さくしか映ってなくて。
なんだか、そこだけシュールというか、妙に印象に残ってます。

そして今度、例の総選挙特集で、さっきチラッと触れた『誘惑』が上映されるのですが、これ、すごく面白いです。
以前、旧作邦画に詳しい知り合いの方が大好きな映画だと仰っていて、期待して観に行ったところ、期待以上の素晴らしさでした。

観た当時にツイートした感想の一部を、ここに書いておきます。
「ラブコメの群像劇で、約60年前の作品なのに全然古くないし洒落てるし笑える。細部まで工夫に満ちた精緻な工芸品のような映画。」

7月7日からの特集上映「神保町シアター総選挙2017」の詳細は、こちらです。
http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/10th.html
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サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
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