ピンク学院、開校。

特集タイトル『WE ARE THE PINK SCHOOL! 日本性愛映画史 1965-2008』
2月28日~3月20日  シアター・イメージフォーラム(渋谷)にて

公式サイト→http://www.spopro.net/pinkschool/

 上記のとおり今月末から約20日間にわたって、ピンク映画の歴史をたどる特集上映が行われます。一般館で、しかもレイトショーではなく午前中からの上映。全部で42本(代表的な42人の監督、ひとりにつき1本)。これほど大規模なピンクのイベントは史上初だそうです。ピンク好きの方は既に独自の鑑賞計画を立ててらっしゃると思うので、以下の文章は、おもに「ピンクを観たことがない」という方に向けて書きます。

 さて私は今回のイベントを記念して(?)、このブログの構成を少し変えてみました。今まで映画のレビュー記事は全て「映画作品」というカテゴリーに入れていたのですが、それを「一般映画」「ピンク映画」「ロマンポルノ」の3つに分けてみたのです(左にある「カテゴリー」という部分をご覧ください)。
 
 現時点では「ピンク映画」は7つしか該当記事が無いし、ここで取り上げた作品のうち今回上映されるのは加藤義一監督の『痴漢電車 びんかん指先案内人(ヒロ子とヒロシ)』だけなのですが、それでもここに登場する監督たち(竹洞哲也など)は皆、今回の「代表的な42人の監督」に選ばれているので、少しは参考になるかな~と思いまして。
 また、この7つの記事にザッと目を通すだけでも、ピンク映画には色々なタイプの作品があるということが、お分かりいただけるはず。実際、例えば渡邊元嗣監督の作品と瀬々敬久監督の作品は、別の惑星の映画と言ってもいいほどタイプが違います(ちょっと大げさか‥‥)。

 そして今回の特集では、若松孝二・高橋伴明・滝田洋二郎・周防正行・黒沢清・廣木隆一など、いわゆる世間的に有名な監督の作品も上映されるので、ピンク初心者の方はそのあたりから観てみると面白いかも。別の意味で有名な足立正生監督の作品もあることだし。なお廣木監督の『ぼくらの季節』は薔薇族映画で、大杉漣が出演してますよ。
 
 また女性で初心者の方は、女性スタッフが関わっている作品から観てみると、入りやすいかもしれません。例えば、吉行由実監督&五代響子脚本の『姉妹どんぶり 抜かずに中で(イノセント・キス)』や、西田直子脚本の『濃厚不倫 とられた女(ビタースイート)』など。
 そうそう、国映という製作会社には大ベテランの女性プロデューサーが居まして。つまり、今回上映される作品のうち「製作:国映」となっている映画の多くは、その女性が企画しているわけです(作品中には「企画:朝倉大介」と男性風の名前がクレジットされますが、この名前は国映のプロデューサー陣に共通の仮名だそうです)。
 さらに女性で大ベテランといえば、浜野佐知という監督もいるのですが、今回は彼女の作品は上映されません。

 ところで私は去年、成人館でのピンク映画のイベントに参加し、その時の様子について「上映中に歩き回る人が多かった」などとレポートしました。しかし、それはあくまでも成人館の場合。今回のような一般館でのピンク上映の時は皆、座って熱心に映画を観ているので、初めての方も心配しないで参加してみてください。
 や、まあ、絶対に何も起きないとは言えませんよ。でも、いわゆる一般映画を観に行ってマナーの悪い人に遭遇することもあるわけだし。余談ですが私は昔、世間で「名画」と呼ばれている一般映画を観に行って痴漢にあったことがあります。ピンクではその種の被害経験はナシ。
プロフィール

サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
twitter.com/saiboku_ya

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