監督率いるプロダクションの名前について

 現在発売中の『映画秘宝』最新号に、渡辺文樹・高橋洋・柳下毅一郎の3氏による座談会の模様が掲載されています。この中で、柳下氏がフミキ監督にクリント・イーストウッド監督の話を振り、フミキ監督がイーストウッドの近作に対する感想を述べ、さらに柳下氏が両監督の共通点を語る‥‥という流れがあるのですが、ここを読んで私は「ついでにアレも訊いてほしかったな~」と思いました。
 
 アレというのは、フミキ監督のプロダクションの名前「マルパソ」の由来について、です。なぜならこの名前、イーストウッドのそれと同じだからです。私は昔から、このことが少し気になっています。フミキ氏のように独立独歩の活動をしている(自主制作映画を自ら映写して各地を回っている)人が、世界的な著名人と同じプロダクション名を使っているという事実は、ちょっと意外な感じがするし、同時に面白くもあるからです。
 
 まあ、この「マルパソ」という言葉はスペイン語で「悪路」「険しい道」という意味なので、「俺は敢えて悪路を突き進むぞ!」というフミキ氏の決意表明なのだとは思いますが、今回の座談会で『ミスティック・リバー』や『ミリオンダラー・ベイビー』に対してわりと好意的な発言をしているので、やっぱりイーストウッドのファンなのかな~という気もします。「出演する場合は常に主役か準主役」という点も似てますし。
 ちなみに上記の謎に関しては、もしかしたら他のインタビューなどで明かされていて私が知らないだけかもしれないので、ご存知の方がいらしたら教えてください。
 
 さて、監督率いるプロダクションの名前といえば、個人的にもうひとつ印象的なものがあります。それは柳町光男監督のプロダクション名「群狼」。
 私は昔、フミキ氏&柳町氏のトークイベントを生で観たことがあるので、そこからの連想かもしれませんが、それにしてもこの「群狼」という名前はけっこう強烈だと思います。だって要するに「うちのメンバーは全員、狼だぜ!」ってことですよね。でもそのトークのとき拝見した柳町氏は、フミキ氏の極端に強気な発言に圧倒されてか、あまり狼という感じではなかったです。
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サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
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