『恋愛家族 義母と義姉の秘密』

2005年 日本 監督:国沢☆実 脚本:小松公典 出演:南けい子、川口篤、牧村耕次、若瀬千夏、藤原麗子、前田万吉、坂本裕一郎  (DVDレンタルあり)
 
 先月下旬、中古DVDが手に入ったので鑑賞。2話オムニバス形式のエロス系OVです。それぞれのタイトルは、第1話『義母と息子・真実の愛』、第2話『義姉と弟・遅すぎた出逢い』。タイトルから分かる通り、どちらもいわゆる「禁断の愛」モノ。
 小松さんが脚本を担当された作品だし、できれば色々と詳しく書きたいのですが、前の記事で述べたように最近やや体調不良なので、あまり長くは書けません。そこで、ある1点についてだけ記しておきます。

※以下の文章では第1話の結末に触れています。

 とにかく第1話のラストシーンにおける息子の台詞が、妙に印象に残っています。まあ台詞といっても、「母さん!」という一言だけなんですが。そこに至るまでの流れを考えると‥‥。
 
 予備校生の俊夫は、父の後妻としてやってきた奈津子に最初は反発したものの、あることをきっかけに彼女と打ち解け、しだいに2人は親密に。ついには肉体関係を持ちます。そしてラストシーン。俊夫が路上を走りながら、明るい声で「母さん!」と叫ぶと、前方を歩いていた奈津子が振り返り、微笑む。
 
 これって結局、2人の間に性的な関係があっても、俊夫にとって奈津子はあくまでも「母さん」である‥‥ということなんですかね。や、むしろ関係を持ったことによって、「母さん」度が高まったように見えます。彼は行為の最中にも、彼女に向かって愛おしそうに「母さん‥」と言っているし。
 まあ俊夫には、実母に愛されずに育ったという過去があり、その辛さを語るシーンもあるので、彼が母親という存在に過剰にこだわるのは、何となく分かるような気もします。しかし。彼のこの「母」に対するこだわりっぷりについて考えているうちに、ある疑問が浮かびました。

 それはですね。もし奈津子が俊夫を、「息子」ではなく完全に「ひとりの男」として愛したくなったら、どうなるのか? ということ。
 俊夫は奈津子自身に惹かれているだけでなく、彼女が「義母(母親)である」という付加価値の部分にも大いに惹かれているわけですが、奈津子の方は、俊夫が「息子である」ということに特別な価値やこだわりを感じているわけではないでしょう。だから、彼女はそう遠くない未来に、自分たちの母子関係をやめたくなるかもしれない。つまり、「母さん」ではなく「ひとりの女」として愛されたくなるかもしれない。そのとき、俊夫はどんな反応を見せるのか。
 
 上記のような展開で、この作品の続きを観てみたいですね。直接の続編というよりも、内容的にこの作品を膨らませたような長編を。
プロフィール

サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
twitter.com/saiboku_ya

最新記事
カテゴリー
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブログ内検索
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
RSSフィード
リンク