不忍池のほとりで

 予告どおり、日曜日は新・上野オークラの女性限定イベントに行ってきました。目黒シネマのピンク・レイトショー初日に関しては、実態と公式ブログ記事に隔たりがある、と文句を付けましたけど、今回、上野オークラ公式ブログ記事に、文句を付ける気は全くありません。書いてあるとおり、本当に盛況だったので。トークショー時の挙手によると、「ピンク映画を初めて観た」というお客さんも実際に多かったです。
 さて、この盛況を今後につなげるには‥‥ということで、関係者の方々が作戦を練ってらっしゃることと思いますが、私も、15年ほど前からピンク映画を観ている女性客として、いくつかの提案などを。

 まず今回のイベントで、ちょっと気になったことがありまして。それは、上映後のトークショーのゲスト。結局、最初から最後まで3人の女優さんだけで。まあ、「女性向けのイベントだからゲストも女性のみ」ということだったのかもしれませんが。
 でもせっかく、加藤義一監督や脚本家の小松公典氏、さらに何人かの男優さんも関係者として来館されていたのだから、彼らにも登壇してもらうべきだったのでは? というか、次回からは検討してください。特に監督の登壇について。
 なぜそこにこだわるかというと、これは私の推測なんですが‥‥ピンク初心者の方たちは、「ピンク映画の監督」という人種(?)に対して、やや偏ったイメージを持っているんじゃないかと。なにしろ、私自身がそうだったので。

 私が初めてピンクのイベントに参加したのは、やはり15年ほど前の、ピンク四天王特集。上映後のトークショーにナマ四天王が登場したわけですが、このとき、ちょっとビックリしたんですよ。
 それまで私はピンクの監督に対して、「ゴツゴツした岩みたいな人」「ちょっと怖そうな人」などのイメージを持っていて、まあ瀬々敬久氏と佐藤寿保氏はややそういう感じだったんですけど、佐野和宏氏は俳優兼業だけあって独特の色気が漂っていたし、それに何といってもサトウ トシキ氏。細くて静かで涼しげで、自分がイメージしていた「ピンク映画の監督さん」とは、あまりにも違っていて驚きました。
 ちなみに「ゴツゴツした岩みたいな~」というのは、ピンク出身の大物、W監督やT監督などから来たイメージだったのかも。あるいは、何の根拠もない勝手なイメージ。そしてこれは、「ピンク映画というジャンルに対する勝手なイメージ」でもあったわけで。

 とにかく私の場合、作品に接したうえで監督のトークショーなども観ているうちに、実感したんですよ。「ひとことでピンクといっても、色んなタイプの作品があるし、色んなタイプの作り手がいる」ということを。すると、以前はやや遠い存在だった「ピンク映画」というジャンルに、親しみと興味が湧いてきて。以来、少しずつではありますが、ずっとピンクを見続けています。
 まあそういうわけで、監督が登壇するのもけっこう重要なことだと私は思いますよ。特に今回の、加藤監督のような方は。というのも、イベント終了後にちょっとだけお話しさせていただいたんですが、彼、非常にこう、ホニャ~っとした柔らかい雰囲気で。京都弁だし。写真で見るよりも、ずっと親しみやすい感じの方でした。壇上で少しでもトークすれば、いいアピールになったんじゃないかなあ。

 さて何だか長くなってしまいましたが、もうひとつ。それは、もし今後もこういう上映会をやるのなら、不定期ではなくぜひ定期的に開催するべき‥‥ということ。不定期にやるのと定期的にやるのでは、情報の広がり方が全然違うはず。
 不定期開催だと、その都度がんばって宣伝しなければいけませんが、定期開催で、例えば「毎月第1日曜」とか決まっていれば、「分かりやすい・覚えやすい・伝わりやすい」と三拍子そろっているので、マニア以外の人にもクチコミで広がる可能性が高い。
 まあ毎月というのはちょっと大変ですが、でも新・上野オークラは、メインの大きなスクリーンのほかに小さめのスクリーンが2つあるので、小さい方で頻繁に上映会を開くというのも、無理ではないような気がします。

 何だか「初心者の惹きつけ方」みたいなことを、ダラダラと書いてきましたが。私は別に、「たくさんの人にピンクを好きになってもらいたい」とは思っていません。好きになるかどうかは、それぞれの自由だし。「どうしても受け入れられない」という人も、けっこういるだろうし。
 たださっき書いたような、偏ったイメージや先入観は、できれば取っ払ってもらいたい。そしてその上で、興味を持った人はずっと観つづければいいし、そうでない人は、やめればいいし。

 ところで少し前に、ピンクに関する友松監督の意見城定監督の意見について書きたい‥などと表明しましたが、まだ全然書けてません。そしてそうこうするうちに、今月18日、友松組OPピンクのエキストラとして撮影に参加できることになり。
 や、私としては最初は、エキストラ募集の告知を見て「面白そうだな」と思っていただけなんです。当日の予定もハッキリしないし、参加できるかどうか分からないし。すると知らないうちに友人が「2名」で申し込んでいて、「行こう」と。もちろん興味は非常にあるので、よほどの用事が入らない限りは行くつもりです。そしてそのあと、いろいろ書けたらいいな、と。でも何だか、撮影場所の確保が大変なことになっているようで‥‥。

※追記(8月14日)‥‥友松組、撮影場所の件は解決したそうですが、他に色々なトラブルが発生してしまい、企画そのものが危うくなっているようです。詳細や最新情報が気になる方は、友松監督のブログをお読みください。
※追記(8月25日)‥‥結局エキストラを体験して記事に書きました。詳しくはこちらをどうぞ
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サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
twitter.com/saiboku_ya

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