タフガイなおかつクールガイ

 ふたつ前の記事の最後で触れた、友松組OPピンクの撮影。先週、ある程度は予定通りに行われました。なぜ「ある程度」なのかというと、当初予定されていた作品が制作中止(延期?)となり、急きょ別の作品を撮影することになったからです。
 具体的に言うと、撮影の日程・場所・スタッフの顔ぶれは予定通り、しかし主演女優を含む何人かのキャストは変更。そして作品の内容は全くの別物に。脚本は、以前から城定秀夫氏が友松監督に預けていた未映像化脚本を、今回の制作条件に合うよう、友松監督が不眠不休の30時間で書きなおしたもの。
 このような形で、直前にキャストのみならず内容までガラリと変えて撮影に突入するのは、ピンク映画業界でも珍しいケースだそうです。では、いちおう分かる範囲で作品データを。

成人館での公開タイトル‥‥『絶対痴女 奥出し調教』(これ実は当初予定されていた作品の公開タイトル。でもこのまま使われる可能性大。)
監督:友松直之 脚本:友松直之、城定秀夫 出演:あいかわ優衣(ピンク映画初出演)、亜紗美、若林美保、津田篤、藤田浩、如春

 さて私はエキストラとして撮影の一部に参加させていただいたので、作品の内容を中途半端に知ってはいます。が、現時点でいろいろ書くのは多分あまりよろしくないので、撮影の様子について少しだけ。
 まず、私が参加したのは主に舞台公演のシーンなのですが、そこでは劇中劇などの長ゼリフが多く、俳優さんたちが苦労してらっしゃいました。ピンクの場合アフレコとはいえ、もちろん口はちゃんと動いてないといけないし、そもそも撮影時にもセリフを言うので、今回のように撮影直前に脚本を渡されて長ゼリフが多いと、やはり大変なようです。といっても皆さん、最終的にはきちんとこなしてらっしゃいました。
 そしてなんとこの舞台公演のシーンは、驚愕の(?)ストーリー展開によって、途中から、ピンクとしては大規模なアクション&パニック・シーンへと発展! ここは長回しで動きも多く、俳優さんたちにも我々エキストラにも多少の危険はあったものの、皆で体を張ってがんばり、無事に成功。
 なお今回、上記の作品データに名前の出ている俳優さん全員の撮影中の姿を、ナマで拝見することができました。皆さんそれぞれ魅力的でしたが、特に亜紗美さんのパワフルさと津田さんのノンビリぶりが好対照で、面白かったです。

 それにしても、この混乱し緊迫した制作状況の中、新人女優主演で長ゼリフや長回しの撮影をも敢行し、しかも常に穏やかに指揮されていた友松監督は、タフガイなおかつクールガイ、と言えるでしょう。実は私、昔から彼に対して「やや情動的な人」というイメージを持っていたので、ちょっと意外でした。やはり勝手なイメージや思い込みは、いけませんね。
 何はともあれ、今回は貴重な経験をさせていただきました。関係者の皆さんにお礼を申し上げます。

実はこの後に、例の友松・城定ピンク論(?)に対する自分の考えなどを書いていたんですが、妙にダラダラ長くなってきたので、ひとまずここで区切って、単独の記事としてアップしました。あとの部分は次回、アップする予定。たぶん近日中に。
※追記‥‥アップしました。こちらです。
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サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
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