『地下室のメロディー』

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1963年  フランス  監督・脚本:アンリ・ヴェルヌイユ  脚本:ミッシェル・オーディアール、アルベール・シモナン  出演:ジャン・ギャバン、アラン・ドロン ほか

1週間くらい前に、北千住の東京芸術センターにあるシネマ ブルースタジオにて鑑賞。
ブルースタジオは、場所が遠いということもあって、今まで行ったことがなかったのですが、ちょうどその方面で用事があったので、帰りに寄ってみました。
料金1000円でスクリーンがかなり大きく、なかなか良かったです。
 
さて、『地下室のメロディー』。ストーリーを簡単に書くと。
老ギャングのシャルル(ジャン・ギャバン)と、チンピラ青年のフランシス(アラン・ドロン)が組んで、高級リゾートのカジノの地下室にある大金を強奪するが‥‥というもの。

(なお、WOWOWオンライン「町山智浩の映画塾」におけるこの作品の解説動画が、分かりやすくて面白いので、詳しい解説を聴きたい方は、そちらもどうぞ。)

でまあ、この作品、「サスペンスやアクションの演出において、後世の映画に多大な影響を与えた」と言われているわけですが。
個人的には、美形スターの演出の仕方も秀逸だと思います。この場合の美形スターは、もちろんアラン・ドロン。

まず映画が始まってしばらくは、ドロンが全く出てこない。ギャバンばっかり出てきて、ドロンが出てこない。
そうやってじらしておいて、やっと出てきます。ドロンの脚が。
最初は脚だけ。そしてしばらく待っていると、やっとあの顔が初めて映ります。
ここでファンの人たちは、「キャーッ」とか「ヒャーッ」とか言いたくなるでしょう。
(私自身は特にファンではないものの、「おお、やっと出た!」と言いたくなりました。)

そしてドロンはチンピラ青年・フランシスの役なので、最初はカジュアルなチンピラルックで登場するわけですが。
フランシスは犯罪計画遂行のため、「高級リゾートのホテルに滞在する金持ち青年」になりすますことになり。
その時点でファッションが激変します。もう高級スーツとか、タキシードとか、そんなのばっかり。
ドロンの美貌が、いっそう冴えわたります。
それにこの1本の映画で、カジュアルなドロンとフォーマルなドロン、両方楽しめるわけだし。

いろんな意味で、美形スターの見せ方が上手いな~、と感心。

ところでドロンは、ただの美形スターではありません。
よく言われることですが、彼は貧しい生い立ちで、俳優になるまでにさまざまな職業を経験していました。
先述の町山さんの解説によると、外人部隊にいたこともあるそうです。あと、私が昔読んだ何かの本では、裏社会にいたこともある‥と書かれていました。
まあとにかく、いろいろと修羅場をくぐってきたのでしょう。

だから美しいだけでなく、なんというか、ギラギラした妙な迫力や生命力がみなぎっている。
そんな感じを出したいな~と思いつつ、彼のイラストを描きました。
プロフィール

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。

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