ヒロ子ふたたび

 最近、書きかけの記事が溜まっています。まず『殺しのドレス』の無修正バージョンをDVDで観て書き始めたものの、途中で「どうせなら『サイコ』もDVDで観直してみよう」と思いつき、しかしそれをする時間も気力も足りず放置中。また、ある本の感想を書き始めたものの、読みが浅いような気がして再読を決め、そこで作業が止まっています。さらに緒形拳が亡くなったので追悼文を書こうかと考えつつも、「そのうち特集上映があるだろうから、それを観てから書いた方がいいのでは?」などと‥‥。まあ、やたらとこういうパターンが続いておるわけです。

 そんな停滞期の折、このブログを読んでくださっている方からメールをいただきました。そのメールには、いくつかの記事に対する感想コメントが。例えば『ヒロ子とヒロシ』の批評記事に対して、「私がうっすら感じていた事そのままだったので、嬉しくなりました(以下略)」と書いてくださっています。ありがたいです。
 『ヒロ子~』の記事をアップしたとき、色々な方のご意見を聞いてみたかったので、あえて最後に「ご意見募集」風な文章を添えておきました。しかし残念ながらこれまで反応が無く、「もしかして的外れな批評なのかなあ?」と、少し心配していたのです。だから今回、共感のコメントをいただいて何だかホッとしました。
 
 私があの記事で問題点として指摘した「イイダくんの件」は、些細なことなのかもしれません。実際、私自身も観ている最中には気づきませんでした。しかし観ていてどうもノレないというか、いちばん高揚するはずのクライマックス・シーンで妙に冷ややかな気持ちになってしまったので、後日その理由を考えているうちに気がついたのです。
 つまり、作品の中でさほど目立つことではないんですよ、でも大事なことなんじゃないかと。料理でいえば地味な調味料みたいなもので、素材やソースみたいに前面には出てこないけど微妙に味を左右する、というような。あのイイダくんはヒロインの人生において重要な人物なのに、彼の気持ちの流れが作品全体を通してきちんとつながっていない。私はそう思います。

 停滞期にメールをいただいて、ちょっと救われました。最近ブログに対して、どうも今ひとつ意欲が湧かないのです。理由は、やはり、まあ、その、反応が少ないからです。「反応したくなるような文章ではない」と言われればそれまでですが。
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サイボク

Author:サイボク
60年代後半生まれの♀。
東京在住。
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